たかがフォント!されどフォント!

VMDインストラクターとして様々な店舗にお邪魔することが多いのですが、POPやプライスカードを手づくりされているお店も多いです。よく使用されているフォント(字体)がPOP体です。目立ち強調効果は高いので自治会、子供会、商店街の抽選会のチラシなどにも多く使われています。
親しみやすい文字というメリットはある反面、チープな印象をあたえてしまうというデメリットもあります。なぜなら、高級なものは「近寄りがたい」イメージがあるからです。
なぜ?近寄りがたいのか?
それは、字間にあります。
「余裕」とでも言うのでしょうか?
お金持ちの奥様は生活に余裕がある。
なんて言ったり、耳にしたりすることも
あるのではないでしょうか?
そうです。
動作やしゃべり方が穏やかでゆったりとしていて、
庶民からすると
一見ムダにみえるようなものに高額を払って購入したり。。。
「生活の余白」が見えるからそのように感じるのですね。

フォントからもそんな雰囲気が感じ取れることをご存知ですか?

安価な商品は、ぎゅうぎゅう詰め。アピール最優先!
高価な商品は、字間に余白があり、悠々自適な雰囲気!

少し前までは、図のようなフォント戦略がウケていました。
(※右図参照)

男性向け商品は、「戦い」のイメージ!
女性向け商品は、「癒し」「ゆとり」のイメージ!


ですが、最近は、男女の違いを明確に出すのはNGな世の中です。

提供する側の決めつけは、NGです。
志向、世界観、をフォントに託してお客様自らに選んでもらうのが
良いでしょう。

そんなことを考えながらフォントを使い分けるだけで
「お客様マーケティング」です!
是非実践してみてください。

さらに詳しい内容を知りたい方はこちらまで
2023/11/6